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Link Knowledge活用方法
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ビジネス成功のカギは情報戦略
世界を跨ぐチーム戦で勝ち取る数十億円ビジネス!

商社の船舶業界トップクラスの実績を誇る三井物産株式会社 船舶海洋部。「本邦造船所との強固な結びつきと信用力を基盤として、国内外船主・オペレーターに対し、船舶・海運バリューチェーンにおいて総合的なサービスを提案・提供すること」をモットーに日本の船舶業界をリードする存在である。
今回は、船舶海洋第一部船舶運営事業室 室長である風間 康浩氏と林 耕司氏に、大規模ビジネスを推進する組織におけるLink Knowledge(リンクナレッジ)活用法について語って頂く。
- 導入先:
- 東京本社、広島、高松、ロンドン、シンガポール、グループ会社にて100名以上が利用
- 話し手:
- 三井物産株式会社 船舶海洋第一部 船舶運営事業室 室長 風間 康浩氏、林 耕司氏
一隻平均数十億円の船を手掛けるプロジェクトは
「個人戦でなく団体戦で勝負」
日本経済を牽引する総合商社「三井物産株式会社」。
同社は創業来、「人の三井」と表されるくらい社員のアイデアや判断が尊重される風土があり、個々人や小組織にも大きな裁量権が与えられている。それにより事業部ごとの独立採算型組織形態がとられており、各々の部署が大きな裁量の中、スピーディーな判断をすることで業績を拡大してきた歴史がある。

その中で、船舶海洋部は一隻平均数十億円の新造船の売買やリースを扱い、国内外の造船所や船主を主な取引先とし、長い年月をかけて大規模なプロジェクトを動かしている。
専門性やサービスで優位性を発揮するため、技術者を含め他社の何倍もの人材を配置し、国内外の船会社に対して用船・中古船仲介、運航管理等といった総合サービスを提供することにより付加価値を高め、取扱い隻数で業界ナンバーワンの地位を築いている。
同社では経理などの基幹業務システムは全社共通だが、総合商社が関わる幅広い産業界は業界ごとにビジネス形態が異なるため、営業データ管理等は各部署が個別に行っている。IT化が進む昨今、船舶海洋部においてもITを活用した営業の高度化、特に情報共有化の必要性が叫ばれるようになった。
「我々の手掛ける船は、一隻数十億円。初期の営業から契約、船の完成までに何年もの期間を有します。限られたクライアントに対して他社と争うことも多いですが、どんなに能力があっても個人戦では絶対に勝てません。いかにチーム一丸となり団体戦を制すことが出来るかが重要。そのためには情報共有が要になるのです。」と風間室長は語る。
100名を超える営業メンバーが
世界をまたがって情報共有
現在、本社の事業部に約100名、国内・海外拠点に20名、グループ会社である東洋船舶に約100名という、200名を超える大所帯で協力しあい、プロジェクトを推進している。
「これだけの大人数が共通のクライアントに対して動くわけですから、いかに効率よく情報共有するかが長年の課題でした。これまでは各個人の頭の中にある情報を、必要な人が自ら聞き込みをして探し出すという非効率なやり方でしたが、組織が比較的小さい間はお互いに誰が情報を持っているか分かり、何とかやってきました。しかしこの5年で陣容が2倍になったことから、その方法は限界に来ていました。」(風間氏)
そこで導入が検討されたのが、三三のLink Knowledge(以下、LK)である。
「まずは東京本社で試験的に導入し営業現場から意見を集めたところ、全員一致で導入しようということになり、どんどん拡大していきました。現在は東京、広島、高松、ロンドン、シンガポール、グループ会社と、さまざまな場所で100名を超える営業メンバーがLKを使って情報共有し、営業ツールとして活用しています。」(林氏)
情報システムの導入には、様々な困難がつきものである。その点は問題なかったのだろうか?

「こういったシステムは導入したところで、個々人に使ってもらわなければ宝の持ち腐れです。LKは現場にとって面倒な作業がないため、物理的にも精神的にもハードルを感じることなく使え、かつ実際の業務に役立つ。使ってみてすぐに利便性を感じることが出来たことが一気に活用が広がった要因ですね。そして、その結果、ただ便利なだけでなく、組織として確実な成果を得る事ができたと考えています。」と林氏。
情報共有による密なフォローで顧客接点を深め、
大型案件の受注を推進
導入後の効果や得られるメリットは、段階的に広がっていったとのこと。始めは”便利なツール”としての利用で始まり、徐々に組織としての活用が進み、得られるメリットも大きくなっていったようだ。
「上記のようなメリットを感じて、皆自ら率先して使っているようです。最新情報の共有化は、クライアント企業と重層的に長く深く付き合う性質の当ビジネスにとって非常に有意義。特に若手の社員や新しく配属されてきたメンバーはクライアントとの距離をいち早く埋めるために、LKから過去の情報を収集して業務に役立てているようです。

例えば海外のクライアントと食事をする際、その方はベジタリアンかどうかといった食事の好みや、前回は誰が会ってどの店にお連れしたか、どこまで商談が進んでいるかなど、事前に情報があれば自ずと行動が変わってきます。それによって、クライアントには“三井物産は誰もが顧客(自分)のことをちゃんと理解してくれている”と満足して頂き、組織として信頼を勝ち取ることが出来るようになると考えています。」
細かな情報共有がしっかり出来ていなかった頃は、営業担当が変わるごとに前回の商談がどこまで進んでいたのかを確認するのに時間を取られ機会ロスを起こしたり、同じ顧客に対し、それぞれの担当者が同じ質問を何度もしてしまい苦笑いされたりといったことが頻繁に起こっていたとのことである。個人の行動や情報不足による発言が数十億のビジネスを消滅させる可能性もあることから、決して見過ごすことはできない。
「我々のような、限られた対象に大人数で長く深く付き合って行くビジネスは情報共有が生命線です。これからもLKのさまざまな機能を組織的にフル活用することにより、顧客に満足して頂ける仕事をして日本の船舶業界をリードしていきたいですね。」(風間氏)
まさしく「人の三井」として発展してきた同社。社内のみならず、「顧客=人」を理解しスピーディーかつ的確なアクションで大規模ビジネスを制するには、情報戦略が大命題といっても過言ではない。今後LKの有用性もますます高まっていくことだろう。
※当事例は2010年1月20日発売「日経コンピュータ」に紹介されました。
- ここがポイント!
- 効率的な情報共有:大規模ビジネスでの営業情報共有を効率化
- 徹底的な顧客フォロー:密な情報共有で満足度を向上
- 現場に負荷ない運用:お仕着せでない、真に有意義なソリューションの導入
三井物産株式会社 http://www.mitsui.co.jp/
- 代表
- 代表取締役社長 飯島 彰己
- 本店
- 東京都千代田区大手町1丁目2番1号
- 設立
- 1947年(昭和22年)7月25日
- 資本金
- 339,626,747,953円 (2009年3月31日現在)
- 事業内容
- 鉄鋼製品、金属資源、プロジェクト、自動車、船舶・航空、化学品、エネルギー、食料・リテール、コンシューマーサービス、情報産業、金融市場、物流の各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開

